産後ヘルパー経験談 その2~頼まなきゃよかった~ - 妊娠出産をただただ記録するブログ

産後ヘルパー経験談 その2~頼まなきゃよかった~

産後ヘルパー(シッター)さんに来ていただいた体験談です。
産後ヘルパー経験談 その1からの続きです。

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授乳時に困ったこと


沐浴後は息子が喉が渇いたと泣くので
授乳を始めました。

その間、ヘルパーさんはリビングで待機。

本当は何かお願いしたかったのですが、
泣く息子を置いて先に説明するわけにもいかず……。

そして授乳中、ヘルパーさんが時々こちらを覗いて

「乳首はこうくわえさせるといいですよ」とか
「赤ちゃんって、こう抱くものですよ」とか

アドバイスをして下さるんです。


そのアドバイス自体は産院でも聞いたことのある
すごく正しい内容なんですが

私としては、授乳中にちょくちょく顔を出されるのが
ちょっと抵抗があったんですよね。
(善意でされていたことだと思うので申し訳ないのですが)

でも、「授乳中は見に来ないでください」というのを
やんわり伝える方法を思いつかず

何となく相槌を打ち続け、落ち着かない気分でした。

掃除機をかけてもらったものの…


その後、授乳が終わり、息子はやや眠そうだったのですが、
ヘルパーさんに掃除機をかけてもらうことになりました。

掃除機の場所を説明し、掃除機をかけてもらっている間
息子を抱いて邪魔にならない場所を
転々と移動しつつ、待っていました。

狭い我が家ですので、掃除機なんて10分もかかりません。

そして、掃除機を片付けてもらっていると

ヘルパーさん「掃除機が戸棚に入らないんですけど
見ていただけますか~?」



眠ってしまった息子をベビー布団に下し、
掃除機を片付けに行きました。

やってもらうことがなくなった


ここまでやっていただいて、かかった時間は1時間弱。
終了までまだ1時間あります。

「じゃあ、洗濯物の取り込みをお願いできますか?」

ヘルパーさん「沐浴と掃除以外はできませんよ」

「え!?じゃあ、洗濯なんかはダメなんですか?」

ヘルパーさん「そういう決まりみたいですが……」

「何ならお願いできるんでしょう?」

ヘルパーさん「家事以外の、赤ちゃんを抱っこするとかでしたら」

「・・・????」

息子は寝ていますので、
わざわざ抱っこしてもらう必要はありません。
(新生児ってほとんど寝ていますよね。)

「それならやってよい」と言っていただけた
食器洗いをお願いすることになりました。

助かっているのかどうか疑問になってきた


なんだかよく分からないまま、ヘルパーさんにはリビングで
待機していただき、私は息子と一緒に寝室で横になりました。
(今思えば、この時点で帰っていただけばよかったです。)

一人になって落ち着いて考えてみると
もしヘルパーさんが来ていなければ

この時間は、まるまる私が昼寝できたはず
すごく貴重な時間でした。

そして、お願いしておいて申し訳ないのですが


「掃除機は別に今日かける必要はなかったなあ。

それよりは、夜中に眠れないんだから
一分でも長く昼寝できる方がよかったのでは?」


という気がしてきました。

そして、隣室に他人がいると思うとなかなか眠れません。

終了時間になり、布団から出て書類にサインをしました。



ヘルパーさんを送り出してから家を見まわすと

洗濯ものは干しっぱなし、沐浴後のベビーバスや
ガーゼも風呂場に散らかったまま。

「ヘルパーさんに来てもらったけど、
なんだか予想したほど楽になってない」

とまたまた疑問に思いました。

だけど、赤ちゃんが寝ている今のうちに昼寝しなきゃ、と
横になり、うとうとし始めました。

お叱りの電話が


その時、携帯が鳴り始めました。

息子が目を覚ましてはいけないと慌てて取ると
区役所からの電話でした。

区役所「ヘルパーさんに沐浴と掃除以外の家事を依頼されましたよね?」

「はい」

区役所「ヘルパーに依頼できるのは1時間1家事と決まっています。
他のことを頼まれると、契約違反になります」


「そうなんですか?2時間もいてもらうのに
食器洗いとか洗濯ものを頼んじゃいけないんですか?」


区役所「パンフレットにも表示してありますように1時間1家事です」

私「そうなんですか、見ていなかったです、すみません」

区役所「今後、もし同じように規約違反の依頼を
繰り返されるようでしたら、サービスの利用を停止する場合も
ありますので、注意してください」


ずいぶん厳しい調子で言われ、私はびっくりしてしまいました。

どうやら、ヘルパーさんが派遣会社経由で苦情を言い
区役所から私に連絡が来たようです。


電話を切って、改めて区役所のパンフレットを見ると
確かに言われた通り書いてありました。

出産前にも目を通していて、「?」と思った気もするのですが
自分が勘違いしているのかと思い、確かめないまま依頼してしまったのです。

ヘルパーさんはずいぶん困られただろうなあと
申し訳ない気持ちになりました。

もっとちゃんと読んでから申し込むべきでした。

でも、出産直後で情緒不安定だったせいか、

「こんなに責めるような口調で電話してくるなんて、
ちょっと思いやりがないのでは?

と悲しい気持ちになりました。

(もちろんヘルパーさんも区役所の人も、
それぞれ決められたとおり仕事をされているだけで
ちゃんとしていなかった自分が悪いのですが……。)

泣きたい気分でしたが、泣くと体力を消耗するので、
またそのまま横になりました。

産後4か月の今、思い出してみると、
出産後で一番辛かったのは、この瞬間だった気がします。

勘違いした理由


言い訳にはなってしまいますが、私が勘違い
していたのにも一応理由があります。

区の母親学級で、助産師さんが
いかに産後が大変か、という話をされていました。

そのときに、

「体を休めるために、家事ヘルパーをお願いするというのも
一つの手段ですよ。

二時間もあれば、洗濯・掃除・食事の準備と
一通りの家事はできちゃいますよね。

あの人たちはプロだから、きちんと仕事してくれますよ。

区でもヘルパー派遣事業をやっているので、
使えるものはどんどん使ってください」

とその助産師さんが言っていたのです。


区の母親学級でこう聞いていたので
その後で区のパンフレットをみたときも

その1で書いたように、「あれ?」とは思いつつ、
一時間一家事なんてことがあるわけない
思ってしまいました。


この助産師さんも、区の制度をよく知らずに
話していたのでしょう。


翌日からのことは「産後ヘルパー体験談その3」に続きます。

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