帝王切開でもらえるお金~高額療養費・医療費控除などを徹底解説!~
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帝王切開でもらえたお金についてまとめました。
帝王切開の費用の記事に書いた通りで、
帝王切開は健康保険適用となりますので
普通分娩と同じ程度の支払になるのが普通です。
ただ、帝王切開だと、普通分娩ではもらえないお金が
いろいろもらえるんですよね。
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結果としては、帝王切開の方がお安くなったり、
なんと黒字になったりする場合もあるみたいです。
以下にまとめましたので、どれがあてはまるか
参考にしてみてくださいね。
帝王切開でもらえる可能性のあるお金
帝王切開の場合にもらえる可能性のあるお金は以下の五つです。
(2)高額療養費(保険適用分が高額になるともらえる)
(3)入院給付金・手術給付金 (保険会社の医療保険に入っている場合)
(4)療養費付加金 (福利厚生の良い会社の場合)
(5)妊産婦医療費助成制度 (一部の自治体)
(6)医療費控除還付金 (確定申告した場合)
(1)出産育児一時金
出産育児一時金は、健康保険から出るもので、
出産前に病院で書類を出すよう言われ、手続き済みだと思います。
(たいていは、出産費用から42万円分を差し引いた額を病院に支払います。)
それ以外は、自分で注意していなければもらい忘れの
可能性がありますので、注意が必要です!
(2)高額療養費
高額療養費は、保険診療が8万100円を超えた場合に
8万100円を超える部分が払い戻される制度。
医療費の領収証の「保険診療」の「患者負担額」を見てみてください!

ここが8万100円を超えていたら、高額療養費として払い戻しがあります。
健康保険組合に問い合わせましょう。
※正確には、「80,100円+(医療費-267,000円)×1%を超えたら」です。
所得の少ないお宅では、負担額がさらに下がります。
※私の場合の患者負担額は、本来は11万8818円だったのですが
「限度額適用申請書」という裏ワザを使って
退院時に8万1385円にしてもらいました。
(内容的には、高額療養費と同じ制度です。)
(3)入院給付金・手術給付金
医療保険に入っている場合は、入院給付金と手術給付金が支払われます。
医療保険の内容によりますが、10万~20万円ぐらいになるのが普通です。
>>「妊娠中に医療保険に加入した方が得だった!?~私の場合~」
保険会社に診断書提出が必要ですので
診断書の紙を取寄せて、退院前に
お医者さんに書いてもらうと手続がスムーズです。
(4)療養費付加金・入院付加金
これは、保険分が高額となった場合に、
一定金額を超えた分を払い戻してくれる制度。
福利厚生の良い健保であれば、
療養費付加金・一部負担金払戻金・家族療養費・入院付加金など、
名称はいろいろですが、制度を設けている場合があります。
夫の会社では「家族療養費付加金」というのがあって
保険分の自己負担は2万5000円が上限とされていました。
そのため、保険分の自己負担(8万1385円)のうち
25000円を超えた、5万6385円が払い戻されました。
(5)妊産婦医療費助成
妊産婦が健康保険の必要な処置を受けた場合、費用を助成してくれる仕組みが一部の自治体にあります。
お住まいの自治体名で、「○○市 妊産婦医療費助成」と検索してみてください。
(私の住む東京にはありませんでしたので使えませんでしたが・・・)
[参考] 宇都宮市 妊産婦医療費助成制度
妊娠・出産でなんらかのトラブル(切迫、帝王切開、貧血、つわり、血圧異常など)があり、薬が処方されるなど、健康保険を利用すると、その費用が払い戻されるというものです。
(異常がなく、妊婦健診券で済んでしまった場合は、費用負担があっても対象になりません。)
自治体により制度内容に差が大きいですが、もし利用できるのでしたらとてもお得です。
(6)医療費控除還付金
医療費控除とは、1月~12月に支払った医療費を合算して
もし10万円を超えたら使える制度です。
妊婦健診も、そのための交通費も、カゼ薬も合算OKです!
>>「妊娠・出産で医療費控除できるもの(まとめ)」
翌年の1月~3月に税務署に確定申告すると、
税金の払い戻しが受けられます。
私の場合は、出産の年に44万5529円の医療費を支払い
7万円ぐらい得した計算になりました。ご参考にどうぞ。
>>「医療費控除の確定申告でいくら戻った?~還付金額を公開!~」
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